「青色申告=会計ソフト必須」と思っていませんか?
私も最初はそうでした。けれど実際は、Excelの帳簿だけで問題なく申告できました。
簿記の知識はゼロ。「そもそも複式簿記ってなに?」「仕訳ってなに?」という状態からのスタート。
それでも帳簿はExcelのものだけ、会計ソフトは使わずに、青色申告に必要な帳簿と決算書を完成させることができました。
本記事では、会計ソフトを使わずに青色申告を乗り切った体験談を、ステップごとに紹介します。
起業初期や副業で「なるべくお金をかけたくない」方や、そもそも会計ソフトはオーバースペックだな、という方にきっと参考になるはずです。
青色申告は会計ソフトなしでもOK?
「青色申告には会計ソフトが必要」と思い込んでいませんか?
私もそう思って、真っ先に会計ソフトを探しましたが、実際はExcelの帳簿を使って問題なく対応できました。
ここでは、会計ソフトなしでもOKだった理由や、私がExceでの帳簿管理lを選んだ背景をお話しします。
ネットには「ソフトが必要」な前提な情報ばかりだけど…
青色申告について調べ始めた当初、ネットには会計ソフトを使うことが前提になった情報ばかりで、私も当然そのつもりで探していました。
けれど、そもそも青色申告のことを何も知らなかった私は、ソフトの機能を見ても何が必要で何が不要か判断できず、混乱するばかりでした。
困って相談したのが、商工会で起業支援をしている姉です。
「まずは青色申告とは何かを概要でいいから理解する。簡単でいいから一冊本を読んで」と言われ、書店でタイトルを見て「これならできそう」と思った一冊が『超シンプルな青色申告、教えてもらえました!』でした。
この本の購入特典として、公認会計士の方が作成したExcelの仕訳帳をダウンロードすることができました。改めて姉に本の内容や仕訳帳のことを話したところ、「あなたの業種なら仕分けが少ない。付録の帳簿で十分だし、自分で管理することで勉強になる」と言われ、採用することにしました。
実際はExcelでも申告できる理由
Excelの帳簿だけで青色申告と聞くと「そんなの無理じゃない?」と思うかもしれません。
私もそう感じていましたが、実際に使った付録の帳簿はとてもシンプル。仕訳帳を入力するだけで、青色申告に必要な帳簿と決算書が完成する仕組みになっていました。
複式簿記の知識がなくても問題なく進められ、難しい計算も不要です。
そもそも仕訳の数が少ない業種なら、複雑な機能は必要ありません。
「とりあえずこれで申告できるなら助かる」と思える内容で、私のような起業初期のコンサル業にはぴったりの方法でした。
会計ソフトを使わなかった私の理由
会計ソフトを使わなかった最大の理由は、コストをかけたくなかったからです。
起業初期は、収入の目安や必要な経費の見込みはあるものの、すべてがこれから動き出す段階です。
どんな変化があるかわからない中で、固定費はできるだけ抑えておいた方が安心だと考えました。
さらに、私のようなコンサル型の業種は、取引がシンプルで仕訳も少なく、会計ソフトの高機能を使いこなすほどの複雑さはありません。
普段から使い慣れているExcelなので操作そのもので止まってしまうというとはないし、必要な帳簿や決算書は問題なく作成できました。
私にはこの方法が、手間も費用も少なくて合っていたと感じています。
本の付録とあなどるなかれ!超優秀なExcel仕訳帳!
「Excelで帳簿管理」と聞くと、難しそうに感じるかもしれません。
けれど実際は、ダウンロードした仕訳帳に仕訳を入力するだけで帳簿と決算書が完成する仕組みでした。
このパートでは、使ったテンプレートの特徴や、実際に入力してみてどうだったかを紹介します。
会計知識ゼロの私が選んだのは本の付録のExcel帳簿
私は、簿記の知識もなく、仕訳もよくわからない状態で青色申告に取り組みました。
そんな私でも「これならできそう」と思えたのが、『超シンプルな青色申告、教えてもらいました!』という本です。
内容はやさしく、最低限の知識を身につけるにはちょうどよい一冊でした。
さらにありがたかったのが、Excelで作成された仕訳帳がダウンロードできたことです。
解説と一緒に進めば、どこに何を入力すればいいか迷うことなく進められます。
この本と仕訳帳があったからこそ、本当に初めてでも、青色申告ができたと感じています。
仕訳帳を埋めるだけでOK!決算書まで自動作成の仕組み
ダウンロードした帳簿の仕組みはとてもシンプルで、仕訳帳に入力するだけです。
複式簿記の知識がない・理解していなくても、複式簿記形式で記帳ができるというのは目から鱗でした。
売上や経費などの内容を、日付・金額・勘定科目の欄に入力していくと、自動で集計され、総勘定元帳や決算書に反映されます。
私自身、複式簿記の仕組みを理解していたわけではありませんが、それでも問題なく使えました。
整合性が取れていない場合は、決算書のシートにアラートが表示されるので、それをヒントに確認・修正できます。
どこを直せばよいかは自分で考える必要がありますが、そのプロセスも理解につながりました。
実際の入力方法と助かったポイント
帳簿の入力は、お金が動いたタイミングで記帳するだけ。
内容ごとに、日付・摘要・金額・勘定科目などをExcelの仕訳帳に入力します。
勘定科目がわからないときは、本を参考にすれば、大体の判断がつきます。
繰り返し出てくる費用(通信費や交通費など)は、入力に慣れると迷わなくなりました。
「科目がわからないから止まる」のではなく、見本と照らして入力を進められたことが、大きな安心材料でした。
青色申告までに「やったこと」「気をつけたこと」
青色申告に向けて行ったことは意外とシンプルでした。
帳簿の入力を続けること、早めに準備を始めること、わからない点は本や見本で確認すること。
このパートでは、私が実際に意識していたことや、つまずきやすいポイントを紹介します。
仕訳は「できるだけその日」に。ためないのが最大のコツ
帳簿づけで一番気をつけていたのは、「できるだけその日のうちに入力すること」です。
支払いの内容を覚えているうちに記帳すれば、迷わず短時間で済みます。
でも、これを一週間、ひと月とためてしまうと、「これ何に使ったっけ?」と考える時間がかかり、作業効率が一気に落ちます。
さらに、入力しなければならないデータが山積みになると、それだけで心理的にもつらくなるものです。
数件なら気軽に取りかかれますが、何十件となると一気にハードルが上がります。
だからこそ、知識がない中でも続けやすくなるよう、こまめに入力することを心がけました。
決算書は自動作成。考えなくてOK
青色申告で不安だったのが、「決算書ってどう作るの?」という部分でした。
ダウンロードして使っていた帳簿は、仕訳帳に入力したデータが自動で決算書に反映される仕組みになっていたので、自分で計算したり、複雑な知識を覚える必要はありませんでした。
「合計が合わない」などのエラーがあれば決算書のシートに表示されるため、気づくこともできます。
どこを直せばいいかは自分で確認する必要がありますが、それでもゼロから決算書を作るよりはずっと負担が少なく感じました。
帳簿の入力に迷ったら、とにかく本に戻る
帳簿づけをしていると、「これは何費?」「立替金の処理ってどう書けばいい?」など、迷う場面は必ず出てきます。
私も毎回スムーズに入力できたわけではありませんが、そんなときは書籍に載っているケースごとの入力例を確認して対応していました。
実際の支出に近いケースを探して、それを参考に入力すれば、大きく迷うことはありませんでした。
迷ったら本に戻る、を繰り返しているうちに、自分なりの入力パターンも見えてきます。
すべてを理解してから始めなくても、調べながら進めればなんとかなるという感覚は、帳簿づけを続ける上で大きな支えになりました。
提出はe-Tax。準備はいるけど意外と簡単
青色申告を選択する最大の理由は控除額の大きさ。特別控除の最大額である65万円を受けるには、e-Taxでの提出が必要です。
紙で提出した場合は55万円の控除になってしまうこともあり、私はe-Taxを使って申告しました。
マイナンバーカードの取得や利用登録など、事前準備に少し時間はかかりますが、手順通りに進めれば問題ありません。
申告は、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」から入力・送信できます。
帳簿や決算書のデータが整っていれば、画面に沿って進めるだけなので、提出作業そのものはスムーズでした。
確定申告書等作成コーナー自体はこれまでも利用はしていますが、年々、入力しやすくなっている印象です。
Excel帳簿と会計ソフト、どっちがいい?メリット・デメリット比較
青色申告には会計ソフトが必要と思われがちですが、実際はExcel帳簿を利用しても、青色申告は問題なくできます。
記帳の手間やコスト、サポートの有無など、何が必要でどれが合うかは人それぞれ。
このパートでは、私がExcelを選んだ理由と、会計ソフトとの違いについてお話しします。
Excel帳簿の最大のメリットは「コストがかからない」こと
私が会計ソフトを使わずにExcel帳簿を使って会計管理をしてきたた一番の理由は、お金をかけたくなかったからです。
起業初期は、売上も経費もまだまだ未知数。
なるべく固定費をかけずに済ませられるなら、それに越したことはないと考えていました。
そんな時、手に取った本の付録でダウンロードしたExcel帳簿。これなら、会計ソフトの利用料など追加の費用が発生しません。
『超シンプルな青色申告、教えてもらいました!』の購入費用はかかっていますすが、freeeのスタンダードプランの1か月分より安いです。
「会計ソフトが月々いくらかかるか…」と悩むより、今は出費を抑えたいという人にとっては、かなり現実的な選択肢になると思います。
シンプルでわかりやすい。仕訳帳だけ入力すればOK
『超シンプルな青色申告、教えてもらいました!』のExcel帳簿は、入力作業ははとてもシンプル。
やるべき作業は、仕訳帳に金額や科目を入力することだけ。
仕訳帳さえきちんと入力すれば、自動で帳簿や決算書に反映される仕組みなので、複雑な関数や操作は不要でした。
すべてを理解してから使うというより、「まず入力してみる」だけで進められたのが助かりました。
会計に詳しくない人でも取り組みやすいように設計されていると感じます。
会計は理解できているという方でExcelを使うのが苦でないのであれば、カスタイマイズして使うのもありかもしれません。
ただし、サポートはなし。困ったら自己解決
会計ソフトのような自動チェック機能やサポートがないことは、当然ですが理解しておいてください。
たとえば決算書にエラーが出ても、「どこがどう間違っているか」は自分で探さなければいけません。
エラーが表示されてもどこがエラーなのかまでは表示されないし、入力の時に適用から仕訳を自動的に提案してくれるような機能はありません。
本に戻って該当箇所を読み直すことで対応できましたが、「わからないときに教えてくれる人がいない」という前提で使う必要があります。
すべて自分で確認しながら進める覚悟は必要です。
サポートが必須なら、freeeやマネーフォワードの会計ソフト
会計ソフトには、入力に便利で知識がなくても安心な機能がそろっています。
たとえば、科目の自動提案やエラーの自動検出、サポート窓口など、「これで合ってるのかな?」という不安を軽減してくれる仕組みがあります。
特にfreeeやマネーフォワードは、初心者でも使いやすい画面設計になっていて、導入事例も多く安心感があります。
利用料を負担するのが苦でなければ、「サポートがほしい」「間違いたくない」という人に向いている選択肢だと思います。
まとめ
青色申告というと「会計ソフトを使うもの」というイメージが強いかもしれませんが、Excel帳簿だけでも問題なく青色申告できます。
私自身、会計の知識がほとんどない状態からスタートし、本の付録のExcel帳簿を使って日々の会計管理を行い、帳簿と決算書を完成させました。
こまめに記帳し、わからないことは本を確認する。
それだけで、e-Taxによる申告まで自力で終えることができました。
「とにかく費用を抑えたい」「そこまで複雑な取引はない」
そんな方にとって、Excel帳簿は十分に現実的な選択肢です。