千里の道も一歩から

自宅住所は出したくない!起業にバーチャルオフィスを選んだ理由と注意点

起業するとき、必ずぶつかるのが「住所をどうするか」という問題です。
開業届や法人登記、ホームページや名刺にも住所は必要。

でも、自宅の住所を公開するのは正直こわい。私もそう感じた一人です。
さらに私の場合は、自宅住所を公開することに家族から反対されていました。

そこで選んだのが「バーチャルオフィス」という方法でした。

この記事では、実際に私がバーチャルオフィスを契約してよかったと感じた理由と、使ってわかった注意点を紹介します。

自宅の住所を出さずに安心して起業したい方に、きっと役立つ内容です。

※本ページにはアフィリエイト広告を含みます。

起業準備で困った「住所問題」

起業に必要な手続きや準備を進める中で、意外と悩むのが「住所をどうするか」という問題です。
開業届にも登記にも、必ず住所の記載が必要になります。

とはいえ、自宅の住所をネットや書類に公開することに、不安を感じる方は少なくないはずです。
とくに、ホームページやSNSで発信していくなら、見知らぬ人に住所を知られるリスクもあります。

私自身、その不安を強く感じていました。
さらに家族からも「自宅の住所、出さない方法ないの?」と言われ、やっぱりそうだよね…と思うように。

そこから色々と調べた結果、たどり着いたのがバーチャルオフィスという選択肢でした。

自宅は仕事場として使いたい。でも、住所はセキュリティ上出したくない。
この矛盾をどう解決するかが、起業初期の大きな課題だったのです。

 

バーチャルオフィスとは?起業で使える理由

「バーチャルオフィス」と聞くと、なんだか大げさな仕組みに思えるかもしれません。
でも実際は、オフィスを構えずに“住所や登記のための機能”だけを借りられるサービスです。

自宅以外で、と考えると「賃貸で事務所を借りる」イメージを持つ方も多いと思います。
しかし、敷金・礼金に毎月の賃料を考えると、かなりの費用がかかります。

特に私のように、コンサル系で起業し契約先に訪問するのが基本の働き方だと、
正直なところ、**物理的な事務所はあまり必要ないのでは?**と思っています。

バーチャルオフィスを使えば、自宅以外の住所で法人登記や開業届の提出が可能になります。
また、郵便物の受け取りや転送、名刺やホームページに記載できる住所としても活用できます。

実際に作業はすべて自宅で行っていても、
「住所だけは都心のオフィス」といった使い方ができるのが魅力です。

とくに、以下のような悩みを抱える方にはぴったりの仕組みです。

  • 自宅住所を出したくない

  • 初期費用をできるだけ抑えたい

  • 信頼感のある見た目にしたい

私自身、「こういうサービスがもっと早く知っていれば…!」と驚いたほど便利でした。
起業初期に感じる不安を、バーチャルオフィスが大きく減らしてくれます。

 

バーチャルオフィスを選んだ3つの理由【実体験】

実際にバーチャルオフィスを使ってみて、「これは起業初期にこそ取り入れるべきだった」と感じています。
使う前は、正直ここまで便利だとは思っていませんでした。

私がバーチャルオフィスを契約する決め手になったのは、次の3つの理由です。
どれも、起業したての方や、これから開業届を出そうとしている方にとっては、共通する悩みではないでしょうか。

自宅住所を出さずに登記・開業できた

私がバーチャルオフィスを契約した、いちばん大きな理由がこれです。
とにかく、自宅の住所を出したくなかった。

開業届を出すにしても、ホームページを作るにしても、事業者情報として「所在地」を記載するのが基本です。

開業届なら税務署へ提出する書類などでまだしも、ホームページは不特定多数に公開される情報になります。
しかも、事業者所在地のないホームページでは怪しさ満点。
事業用のホームページを作成するなら、住所の記載は信用の面から絶対です。

もちろん、自宅をそのまま使うこともできますが、インターネット上に住所を公開することになります。
気にならない人もいるかもしれませんが、私は正直かなり不安でした。

しかも、当時は私自身だけでなく、家族からも「本当に住所出すの?大丈夫?」と反対されました。
私自身も気になっていたこともあり、「住所を出さずに済む方法」を本気で探し始めたのを覚えています。

バーチャルオフィスなら、自宅とは別の住所を事業用の住所として利用することが可能です。
ホームページや名刺に記載する住所も、そのバーチャルオフィスの住所にすればOK。

結果として、プライバシーも家族の安心も守りながら、しっかりと事業をスタートすることができました。

初期コストを大幅に抑えられた

起業初期は、とにかく出費を抑えたいものです。
私自身も、事業として本当に成り立つのかもわからない段階で、毎月何万円もかかるオフィス賃料を払うのは現実的ではありませんでした。

普通の賃貸オフィスを借りようとすると、敷金・礼金・保証金に加え、家賃や光熱費もかかります。
都心であれば、初期費用だけで数十万円単位になることも珍しくありません。

その点、バーチャルオフィスであれば、安ければ月額1,000円程度でも、事業用の住所が手に入ります。
郵便転送などのオプションをつけても、月額5,000〜10,000円もあれば、かなり快適に使えます。

私の場合は、「この費用でプライバシーと便利が手に入るなら、十分安い」と思えるコスト感でした。
浮いた費用は、ホームページ制作や名刺印刷、開業後のPR活動にまわせます。

「まだ利益も出ていないのに家賃が発生する」というプレッシャーからも解放され、
精神的にもラクにスタートできたと感じています。

一等地の住所で信頼性がアップした

バーチャルオフィスを利用して驚いたのが、「住所って意外と見られているんだな」ということです。

もともとは「住所なんてそこまで重要かな?」と思っていました。
でも実際には、名刺交換のときや問い合わせ対応の際に、「○○のあたりにあるんですね!」と反応されることが何度もありました。

現在、私は愛知県在住のこともあり、愛知県の中心部である名古屋市にあるバーチャルオフィスを利用しています。
それだけでも相手からの印象は良く、**「ちゃんとした場所に拠点があるんだな」**と受け取られることが増えました。

さらに言えば、バーチャルオフィスなら、自分の住居地にとらわれることなく、東京や大阪など都心の住所を構えることも可能です。
業種によっては、都市部に住所があるだけで信頼性が増すケースも多いため、非常に有利に働きます。

物理的な事務所がなくても、堂々と見せられる“表向きの拠点”があるだけで安心感が違う。
この点は、想像以上に大きな効果がありました。

私が選んだバーチャルオフィスと選び方のコツ

バーチャルオフィスの仕組みやメリットは分かっても、「どこを選べばいいの?」と悩む方も多いと思います。

私も実際、契約先の見直しをする中で、サービス内容や費用、立地によって大きく差があることに気づきました。

この章では、私が実際に利用してきたバーチャルオフィスの話と現在検討しているコスト重視型のサービスをご紹介します。
選ぶ際にチェックしておきたいポイントもあわせてお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

バーチャルオフィスを見直し!賃貸と違って乗り換えも簡単

私が最初に契約したのは「サーブコープ」でした。
住所が一等地だったことに加え、当時はキャンペーン中で1年間の割引料金が適用されていたこともあり、スタートにはちょうどよい選択肢でした。

また、今後の働き方がまだ不確定だったこともあり、「もしかしたら外で作業したい日もあるかも」と思って、コワーキングスペース付きという点も魅力でした。

その後、経費の見直しをきっかけに、現在契約している「エキスパートオフィス名古屋」に変更しました。
こちらもキャンペーンで割引料金が適用されており、立地も以前より便利な場所に新設されたばかり。

法人登記をする前だったため、住所変更の手続きもそれほど大きな手間ではありませんでした。
また、こちらもコワーキングスペースの利用が一定時間まで月額に含まれている点が決め手になりました。

ただ実際には、外で作業する時間は思ったほど取れず、「コワーキングスペース、ほとんど使ってないかも…?」というのが正直な感想です。

サービスの質には満足していますが、実際の働き方に照らしてみると、「もっとシンプルで、費用を抑えた選択肢でもよかったのでは?」と感じるようになりました。

検討中のバーチャルオフィス

現在検討しているのが、DMMバーチャルオフィスGMOオフィスサポートです。

どちらも月額1,000円前後から使えるコストパフォーマンスの高いサービス。
コワーキングスペースはありませんが、その分シンプルで価格を抑えたプランが用意されています。

サービス名 月額料金(税込) 特徴 詳細リンク
DMMバーチャルオフィス 月額660円〜 渋谷・銀座など一等地の住所が格安で使える 公式サイトを見る
GMOオフィスサポート 月額990円〜 郵便転送・法人登記OK、コスパ重視 公式サイトを見る

私自身、「最初からここを選んでいてもよかったかも」と思うほど、内容と価格のバランスが良いと感じています。

GMOオフィスサポート
 

バーチャルオフィスを選ぶときのチェックポイント

最後に、これまでの経験から「ここはチェックしたほうがいい」と感じたポイントをまとめます。

  • 法人登記・開業届への対応(できるかどうか)

  • 郵便物の転送頻度・手数料

  • 契約時の初期費用と月額コスト

  • 住所の見え方(名刺・ホームページに記載したときの印象)

  • オプション機能(電話転送・貸し会議室など)は本当に必要か?

「なんとなく高機能なところを選んだけど、結局使ってない…」というのは、私のように起こりがちです。
使う場面をイメージしながら、自分に合ったバーチャルオフィスを選んでみてください。

まとめ|自宅住所公開の不安が消えたバーチャルオフィス

バーチャルオフィスを導入して、本当に良かったと感じています。
起業当初に感じていた、「自宅住所を出す不安」「オフィスコストの悩み」が一気に解消されました。

特に一人起業やフリーランスのように、柔軟な働き方を目指す方にとって、バーチャルオフィスはコスト・プライバシー・信頼感の3拍子が揃った選択肢です。

私のように、

  • 自宅住所を出したくない

  • オフィスは使わないけど住所が必要

  • 無理なく起業をスタートしたい

そんな方には、まず検討してみる価値は十分あると思います。

今は安価で必要十分なサービスも増えています。
「一歩踏み出したいけど不安…」という方こそ、安心して始められる手段のひとつとして、バーチャルオフィスを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

色々なバーチャルオフィスがありますので、ご自身に合ったオフィスを探してみてください!

  • この記事を書いた人

MeCAN

一生会社員だと信じて疑わなかったのに育休中に必要に迫られて起業した一児の母┃会社員時代と変わらない生活維持をすることが目標のひとり社長┃事業は会社員時代と同じ事をやっている知識業┃キラキラしてるだけが起業じゃない

-千里の道も一歩から